ATD アジアパシフィック大会 in TAIWAN! その2

3日間にわたるAsia Pacific Conference @Taipeiの最終講演は
スイスIMD(世界中の経営者候補、
多国籍企業の経営幹部候補が集まるビジネススクール)の教授である
Thomas Malnight氏による” Preparing Top Leadership Teams For the Future”
でした。以下、氏のプレゼンのポイントです。
・プレッシャーや競争により、経営陣の視野が短期的になりがちである。
短期的な成果を上げながらも、長期的な視点からビジネスを創造し、戦略を
作っていくことが必要。
・未来を創造するためには、3つのステップがある。
1) Rethink(自分達のフィールドを再考する)⇒
2) Redefine(自分達のミッションを再定義する)⇒
3) Reshape(いかに働くか、いかに取り組むかを再構成する)
・リーダーシップチームが未来を創造していくために、HRに携わる我々
は信頼されるパートナーとして変革していくことが必要というものであった。
特に、
印象に残ったのは、リーダーシップチームのメンバーも人間であり、
時には数千、数万人にもおよぶ従業員に影響する意思決定を簡単にできる
人はいない。我々HRが未来を創る視点のための建設的な質問を投げかけ、
未来をつくる準備を彼らのパートナーとして関与する意識と行動が必要
というものです。そのためには、私達自身の役割を上記の3ステップ:
Rethink,
Redefine,
Reshape することが急務である、というものです。
Canfarenceの全体的な感想としては、世界的にHRの各機能の
充実よりもビジネスのインパクト(成果)を出すこと(生み出す)ことに
期待がフォーカスされていること、そのために、我々がより
Passive(受身)からProactive(積極的)な実行力が求められている
というメッセージが非常に多かったこと。
また、開催地である台湾をはじめとするアジア企業HRの施策には、
社内の連携はもちろんのこと、社外、行政、地域、NPOなどの関係者
を巻き込んだ意図的な戦略をもった施策の発表には、大きな刺激を
受けました。
同Canferenceは来年も台湾開催とのことです。謝謝!
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