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"Ready, Fire, then Aim!"

”Ready(準備して)、Fire(撃って)、then Aim(それから狙う)!"

最初に人事として仕事に就いた米国系の食品会社で、
オーストラリア人の上長から言われた言葉です。

行動指針の中にも「Speed」がうたわれており、今振り返っても
意思決定、指示、実行が早い組織であり、会社だったと思います。
ただ、まだ経験の浅かったペーペーの私にとっては、マネジメントの
意思決定と指示の早さについていくのが精いっぱいで、
日々の業務に振り回されていた感がありました。

そんなとき、オーストラリア人の上長とミーティングの時に思い切って
思っていたことをぶつけてみました。
「分析や検討が浅いまま、だいたいの方向性だけで指示を
出しており無駄が多いのでは?」つまり「じっくり考えてから
指示を出してくれないと、仕事に無駄が多いよ!」と。

そこでかえって来たのが「我々のビジネスの作法(Way of doing Business)
の特徴のひとつがSpeedだよ。 
Ready(準備して)、Aim(狙って)、それからFire(撃つ)、のでは遅すぎる 
Ready(準備して)、Fire(撃って)、then Aim(それから狙う)のが
我々のやり方だからね。」 

私の反応は、もちろん「えぇー、 Fire(撃って)から、Aim(狙って)っても
意味がないじゃないかーーーー!」 

でもなぜかこの言葉がずーっと頭に残り、考え続けていました。
これってどーゆーことなのか、私にとってのスピードってなんだろうって。

そして、
彼の言葉を受けて私が出したスピード視点の仕事のやり方は、
常に備えて (Ready)、アイディアや施策を自ら考えて打ち出し実行する(Fire)、
そして時に失敗しても次の備えに活かす(then, Aim)、このようなやり方(作法)
が我々のビジネスのやり方だってこと。

「ほんとーに、せわしない会社なんだから、、、」と思っていましたっけ。

数年後、ほとんど忘れかけてた頃に、ハッとさせられたのは
子供と出かけたお祭りの射的ゲームでした。

的がとまっている射的ゲームでは、確かに Ready, Aim, then Fire
が可能ですが、
的が動き続けているゲームは、このようにはいきません。
Ready, Fireをし続けなければ得点がでないんです。
ビジネスに置き換えれば、止まっている的(市場)をターゲットにすることなんて
ほとんどないわけです。
市場も人材も常に流動して変化する、私たちはその中で仕事をしていることを
常に考えよと、彼は言いたかったのかな、と。

それにしても、
会社の行動指針を考えるのに、本当に示唆にとんだお話をいただいたものです。

最近、
クライアント企業でも、企業価値や行動指針をどのように浸透させるか、
人事の制度を再構築するのに企業理念やビジョンとどのようにリンクさせるか、
などが仕事の中心になっています。
理念や価値基準をそのまま部下やチームメンバーに伝える事ももちろん
大切ですが、時には自分の体験からの解釈やじぶんなりの考え方を
「自分の言葉」で伝え、考えてもらうきっかけや環境を作ることも
ひとつの方法かもしれませんね。

「Ready, Fire, then Aim」
私にとっては10年以上たった今も、時々思い返している大切な言葉のひとつです。











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